| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 内容としては、基本的に2人の酔っ払いがクダを巻いているだけなので、映画としては「何だコリャ?」になるはずなんだけど、それをとりあえず笑える作品に仕立て上げているものは、やはり名優ジャン・ギャバンの演技力と言う他ない。ホテルの酒蔵でドイツ兵を罵るシーンなんかかなり笑えます。酔っ払って無茶苦茶やっているにも関わらず、周囲の人間がなんとなく治まっているのも妙におかしい。しかしそうやって笑いをとる一方で、何ともいえない男の哀愁漂うラストが胸に染みます。ホントは酒なんか飲みたくないんだけれど、どうしても飲まずにはいられない男の悲しさが伝わってきました。あと、花火のシーンは、カラーで観たかった。モノクロなのが残念。
【鳥居甲斐守】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-03 19:21:11)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |