Menu
 > 作品
 > ハ行
 > ハリーとトント
 > すねこすりさんのレビュー
ハリーとトント のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハリーとトント
製作国
上映時間117分
劇場公開日 1975-12-20
ジャンルドラマ,動物もの,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 頑固爺ィと愛猫の微笑ましいロードムービー。トントの自然な出し方が気に入りました。ヘンに芝居させていないところが。遠く離れた娘や息子たちを訪ね、彼らが必ずしも幸せでない現状にあると知っても、大げさに悲しむでもなく、わざとらしく励ますでもなく、大きな愛情で包み込むハリーに感慨を覚えます。こんな親だったら、子どもたちはどんなに慰められ安らぐだろうな、と。そして、だからこそ、ハリーはどの子どもの所へ行っても心からの歓待を受けているのだと思います。まあ、母親より父親の方が一歩引いて子どもに接することを心得ている場合が多いのかも知れませんが。そして、トントとも自立した関係だったわけですね。だからこそ、トントがあっけなく亡くなった後も、ハリーはその死を冷静に受け止めたラストになっているのだと思います。平坦な展開ながら、人も猫も孤独だけれど、孤独とは決して寂しいばかりじゃないんだ、ってことを教えてくれる温かい映画です。
すねこすりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-02-23 11:02:06)
その他情報
作品のレビュー数 50件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
000.00%
112.00%
200.00%
312.00%
412.00%
5510.00%
648.00%
71224.00%
81326.00%
9612.00%
10714.00%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 51.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ハリーとトントのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS