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おはん のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 おはん
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1984-10-06
ジャンルドラマ,ラブストーリー,小説の映画化
レビュー情報
数多いらっしゃる日本の女優さんのなかで、唯一人、好きで憧れだった大原麗子さんが亡くなり淋しい限りです。作品自体は凡庸ですが、麗子さんを偲んでこの作品を見ました。ビデオ屋の棚には「吉永小百合映画」にカテゴライズされて並んでいましたが、小百合さんより麗子さんの方が存在感があるように思います。小百合さん演じるおはんは、きっと男からすれば愛いヤツなんでしょうねぇ。でも裏を返せばただの「都合のイイ女」。麗子さん演じるおかよの「誰かに寄りかかって生きたことは私にはない」のセリフがおはんを切り裂いただろうねえ。挙句、夫も目の前で奪われる。あのおかよのセリフはそのまま麗子さん自身にも重なり切ないです。ああやって気を張ってないと生きていけない悲しい性。おはんみたいになよなよとそれでいて柔よく剛を制すが如くしたたかに生きていくことのできる女に、なりたくてもなれない気質。幸吉を挟んで2人の女が対峙し、そんな火花が散るシーンは胸が詰まり涙が出ます。麗子さん、安らかに。
すねこすりさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-10-05 14:55:47)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 6.11点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 49.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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