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《ネタバレ》 原作未読。前に一度見ているはずなのに、恐ろしいほど何も覚えていなかった・・・。まあでも、正直、キライじゃない。映像は美しいし、音楽もなかなか。ハッピーエンドだし。イマイチ評判の悪いダーシー役のマシュー・マクファディンですが、私は悪くないと思いました。高慢というよりは、ちょっとダサい、暗い、ですかねー。でも、決して醜男じゃないし、品もありました。特筆するような内容はないけれど、ブレンダ・ブレッシンは、『秘密と嘘』でもそうだけど、こういう自己チューで頭がよろしくない女役が実に上手いですね。このベネット夫人が、我が母親の姿とダブり、ヒジョーに嫌な気持ちになりました。娘の結婚に血眼になる母親。作中の時代では、女にとっての結婚は人生レベルの切迫した問題だろうから、こういう母親はむしろフツーだったんでしょうが、現代(とゆーか20年前)の母親でこれって、やっぱりかなりクレイジーだったんだよなぁ。ま、我が母親は女の人生は結婚で決まると信じて疑っていない他力本願な人なんで、仕方ないと言えば仕方ないけれども。母親世代だと、本作同様、「結婚(だけ)が女の生きる道」に通じるものがあったのも否定はしませんが。逆にいえば、まあ、結婚しか女性の生きる道がない時代に生まれてこなくて、本当に、ホントーーに、良かったと、こういう作品を見ると骨身にしみて思いますね。・・・ちょっと、原作を読んでみるか、という気になりました。
【すねこすり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-29 23:04:03)
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