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パンズ・ラビリンス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パンズ・ラビリンス
製作国メキシコ,スペイン,米
上映時間119分
劇場公開日 2007-10-06
ジャンルドラマ,サスペンス,ファンタジー
レビュー情報
《ネタバレ》 好きです、こういうの。結構エグいシーンも多く、そういうのがちょっと苦手な私は、思わず目を閉じたり顔を背けたりしてしまったりもしたんですが、恐ろしさ、希望、優しさ、残酷さなどが渾然一体となって、独特の混沌とした雰囲気が全体を覆っています。まだ幼いオフェリアにとっては、内戦という世情の厳しさよりも、もっと狭い、自分の過酷な境遇(それは大人の勝手な理屈によって追いやられたもの)から逃れるべく、ユートピアの王女を夢見る様には胸が痛みます。オフェリアの母のような、精神的にも物理的にも自立していない母親像というのが、とにかく、私は大嫌いなのですが、そんな嫌悪感をかき消してくれたのがメルセデスの存在。彼女だけが、最後まで、オフェリアを親身になって守ってくれたのだから。ラストは、この辛過ぎる現実世界での死によって、オフェリアが永遠の安らぎを得たという意味で、ハッピーエンドなのでしょう。少なくとも、私はそう理解しました。だからこそ、見終わった後、とても切なくなるのです。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-06 14:46:06)
その他情報
作品のレビュー数 147件
作品の平均点 6.95点
作品の点数分布
010.68%
100.00%
232.04%
342.72%
464.08%
5138.84%
62315.65%
73221.77%
83926.53%
91912.93%
1074.76%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 53.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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