Menu
 > 作品
 > ロ行
 > ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
 > すねこすりさんのレビュー
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
製作国デンマーク,スウェーデン,チェコ
上映時間137分
劇場公開日 2013-04-27
ジャンルドラマ,ラブストーリー,歴史もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 デンマークじゃ知らない人がいないらしい、この王室大不倫劇。いやー、大して期待していなかったけれど(そもそも製作があのトリアーだもんね)、いえいえどーして、なかなか素晴らしい作品でした。史実はどーだか知りませんが、ちょっと本をかじったところでは、ストルーエンセは相当えげつないこともやっていたらしいケド、本作では、その辺をうま~くボカして、ストルーエンセの人間的魅力を上手に描写していました。王妃と惹かれ合い、不倫地獄に嵌っていく過程がさらーっと、しかし、グッとくる描写で語られ(乗馬シーンはスゲェ官能的と思ってしまった私はヘンタイ?)、その後、ストルーエンセが失脚・処刑されるまでは過不足なく疾走して、ラストの凄惨な幕切れと相成り、見ている者を飽きさせません。上手いです、非常に。何より、キーマン3人が素晴らしい。神経衰弱の王、王に愛されないが運命を受け入れている王妃、この2人がすごく上手い。そしてストルーエンセのマッツ・ミケルセン。この人が出ている映画を見るのは多分初めてなんだけれども、決して美男じゃないと思うけど、なんなんでしょう、この色気は。これは、なんというか、抗えない魅力という感じ。この3人が、本作の質を百倍増しにしていると思います。もちろん、中近世ならではのコスプレ&美術も素敵。演出も正攻法で、時系列に話を展開しているのにちっとも冗長でなく、見事なさばき具合。変な邦題サブタイトルがついていますけど、これ、見て損はありません。ものすごく得した気分。もぉ~、これだから映画ってやめられないのよ、ホント。
すねこすりさん [映画館(字幕)] 9点(2013-06-08 21:41:32)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6337.50%
7225.00%
8112.50%
9225.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.20
このレビューの偏差値 62.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS