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これは、30年前の記憶がかなり強烈に残っている作品。特に、2つの現場映像を画面に顔をくっつけて見比べる警部の姿に「あんなに画面に目近くして見ちゃったら、却って見えないのに」と、子供心に不思議に思ったものでした。自分の発明やら、当時としてはハイテクを駆使してアリバイ工作にしたのが命取りとなった皮肉な結末。これはもう、犯人がぐうの音も出ない切り札を警部が突きつけるという、明快なラストでスッキリです。幕切れの後の、妻の嗚咽は無駄な演出だけど。ジーナ・ローランズの吹き替えが、不二子ちゃんというのは、ちょっとイメージが違うかなぁ。通気口を美術作品と勘違いするというお茶目振りは相変わらずの警部でした。
【すねこすり】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-07-03 23:14:34)
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