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雁の寺 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雁の寺
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1962-01-21
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
これ、原作は、ものすごーく「陰惨な」感じのするいや~なオハナシです。まあ、好き嫌いは別にして、あの雰囲気を、この映画は出せていません。いや、陰惨ではあるのですが、原作とはちょっと次元の違うものです。言うなれば、原作がねっとり系、この映画はさっぱり系、という感じです。鑑賞後感は、明らかに原作の方が忌まわしい。そういう意味で喰い足りないのです。若尾文子は確かに美しいです。目が離せません。ラストの切り換えは、なかなか面白いと思いました。でも、物足りなさも、妙なさっぱり感も、このラストのせいでは、もちろんありません。多分、助平坊主も里子も、ちょっと屈託なさ過ぎるんでしょう。まあ、映画だけを独立して評価すべきなんでしょうが、なまじ原作を知っているだけに、やはりあの雰囲気は重要、ってことで、高評価の中、心苦しいですが・・・。
すねこすりさん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-13 15:30:02)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.80点
作品の点数分布
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6213.33%
716.67%
8426.67%
9426.67%
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作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 42.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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