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《ネタバレ》 はるか昔に録画したテレビ放送のビデオで鑑賞。
最初に見たときはそれほど感動しなかった。レスリー・チャンの美しさが嘘っぽく見えて、それで物語に入っていけなかった。 でも、二度目は、何故か違和感なく引き込まれた。同性愛的愛情を抱いていることや現実世界で逃げ場がないことで、舞台の上という虚構の世界でしか幸せを見出せない男が、現実の過酷な動乱の中にいやおうなく巻き込まれる悲劇。ひたすら美しいレスリーの舞台姿が逆に嘘くさくていいのだ。うその世界の中にしか幸せがないのだから。二度目で気がつきました。 コン・リーが派手に登場して、そういう破天荒な振る舞いをするキャラクターなのかと思ったら、結婚してからは意外と常識的な女になってしまったのが、不満といえば不満。でも、コン・リーも、苦労してやつれた姿ですら美しかったから、まあ、いいか。 【いのうえ】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-09-09 20:40:51)
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