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砂の女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 砂の女
製作国
上映時間147分
劇場公開日 1964-02-15
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
タルコフスキーの描く水に匹敵する砂の美しさ。すばらしい。原作・脚本・演出・演技・音楽……すべての要素ががっぷりと四つに組んだかのようにしっかりと相乗効果を生んでいる。前衛的といえば前衛的だけど、例えばゴダールのように、映像の文法を完全に解体したりはしない。あくまでリニアーな物語り展開は崩壊していない。だけれども、描き出された世界のシュールさときたら。永遠に色あせない戦後日本映画の代表作の一つだと思う。高校のとき、現代文の先生がこの作品をなぜか取り上げた。当然、大半の生徒はついていけなかったみたいだけれど、私はとっても面白かった。みんな睡眠に落ちてたけど、私にとっては黄金の午後でした。その直後にNHKで映画が放映された。高校生の未熟な頭脳でも、この映像は衝撃だった。そして、いまだにこの映像は私にとって衝撃的でありつづけている。たぶん、何十年かしてまた見なおしても、この衝撃は色あせないだろうな。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-03-02 22:05:23)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 8.36点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.01
このレビューの偏差値 56.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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