Menu
 > 作品
 > ク行
 > 暗いところで待ち合わせ
 > 仏向さんのレビュー
暗いところで待ち合わせ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 暗いところで待ち合わせ
製作国
上映時間129分
劇場公開日 2006-11-25
ジャンルサスペンス,犯罪もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作を先に読んでいたので、映画にはがっかりするだろーなーと思ったのですが、これは予想以上のいい映画でした。(私の体験では面白い原作を読んだ後に映画を見て満足することはほとんど無い)
結構辛口コメントも多いですが、2時間強の時間をまったくだれずに楽しめました。
この映画で一番の発見は田中麗奈です。野暮ったい髪型の盲目の女性役が以外やはまっています。なっちゃんのイメージしかなかったのですが、いい俳優さんなんだなー(失礼)と関心しました。目が印象的な彼女が盲目の役をやったことが成功ですね。
ただ残念なのはもう一人の主人公の男性。原作では人間関係をうまく築けない日本人だったのが、中国人(ハーフだったか?)に変えられた事。これではアキヒロが職場でいじめられたりする事がどうしても人種差別的に見えてしまう。
そうではなくて孤独な状況にいる普通の日本人の男女が、特殊なシチュエーションの中で信頼関係(恋愛関係ではない!)を築くというのがメインなのに台無し。
同時期のこの2人で別の映画も撮られたようで、興行的な意味でもキャスティングなのか。
チェン・ボーリンは日本語を話すのが精一杯という感じで、故郷の母親に電話するシーンでの演技が本来の実力なのでしょう(このシーンでは母国語でしゃべっている)。とにかくどんな地味な役者でもいいから日本人にしてほしかった。いい映画だけに非常に残念。
ただし、映画のラストで二人が近づくシーンがあって、「あっ、もしかしてキスするかも・・・」と思ったのがキスしなかったのでほっとしました。映画でよくある、冒頭シーンで出会った男女が2,3時間しか一緒にいないのに映画ラストではもう恋愛関係になっていてキスシーンで終わるというのは興ざめです。ここは安直な恋愛映画に陥らず安心しました。
田中麗奈の魅力で+1点、キャスティングで-1点という感じです。
仏向さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-05-31 12:10:01)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 39件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
212.56%
312.56%
412.56%
5820.51%
6923.08%
7923.08%
8820.51%
925.13%
1000.00%
作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 57.03
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
暗いところで待ち合わせのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS