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《ネタバレ》 「訳が解らない映画」、「この映画のために鈴木清順が日活をくびになった」、「カルトムービー」など
見る前に仕入れた知識も多かったが、実際見てみると以外と単純なストーリーで訳がわからないという 感じでは全然なかった。 要するに日本でナンバースリーの殺し屋が、ある仕事に失敗して逆に組織から命を狙われ 最終的にはナンバーワンの殺し屋と対決するという話。 ただし映像、演出はかなり破天荒。 冒頭、カーチェイスのシーンで車がコーナーを”ギギー!!”という音をたててスピンして止まる。 その瞬間、宍戸錠が車から飛び出しこれから撃ち合いが始まるかと思うと・・・・・ いきなり音楽のリズムに合わせて女性の手が車のドアを叩きリズムを取り始める。 その後、撃ち合いが始まるのだが、このシーンは前後の話と何の関係もない。 何でこの緊迫した状況でこのシーンを入れたかは意味不明。 しかししばし唖然としたあと、私はどっと笑ってしまった。 この映画にはこの手の現実的ではないシーンが多い。 その演出を見て私は時に大笑いし、時にそのかっこよさに痺れた。 10年ぐらい前に「ツィゴイネルワイゼン」を見たときは、全然解らず何も楽しめないまま 終わった。鈴木清順=難解というイメージを持っていたが、この映画は久々に夢中になれる映画だった。 痛快。極上のエンターテイメントムービー。10点献上します。 (後で知りましたが私の見たのは無修正版らしいです。) 【仏向】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2007-05-24 15:41:06)(良:1票)
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