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《ネタバレ》 ホロコースト・・難しい題材ですね。こういったデリケートな題材をチョイスし、あえてコメディの要素を取り入れる。大きな反発も予想した上でのことだったと私はとらえています。
映画の展開としては前半部分はお調子者のグイドの人物像・グイドとのちの妻となるドーラとのなれそめが話の軸となるのだが、グイドのそのポジティブ過ぎというか現実離れしてると思うくらい明るい性格は多少鼻につくくらい、変なおっさんである。そのキャラクターと多少ファンタジックに描かれているそのストーリーは『死』というものとはまるで結びつかないように感じる。 続いて子供ジョズエが誕生し、問題の収容所の話に突入するわけであるが、確かに実際のホロコーストとはかけ離れた描き方、ありえないグイドの行動。ただの美談として捕らえるのは難しい。 そして、グイドは射殺されるわけであるが、私の中でおおよそ『死』とかけ離れたキャラクターの死、しかもそのシーンはあれよあれよという間のあっさりとしたものである。しかし私はその『グイド』と『死』のギャップの大きさに呆然とするだけであった。衝撃だったのです。グイドが何故嘘をつき通したのかは推測することしか出来ないのですが、息子「ジョズエ」に伝えたかったことはうまく表現できませんが「それでも、人生は素晴らしい」のだと・・。私の浅はかな考えではそう捉えることにしましょう。 尚、この映画を構成する上でとても大きな役割を果たしている音楽。素晴らしいです。良い映画には良い音楽あり!改めて実感しました。 【アップルマーク】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-28 01:09:52)
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