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《ネタバレ》 『嫌われ松子の一生』を観てこの監督の作風に衝撃を受けてこの映画を観たわけだが、どうやらこの監督は自分の「ツボ」のようである。
下妻という辺鄙(いや、失礼!のどか)な舞台設定であったり、強烈な個性を持った登場人物、非現実的でハチャメチャなストーリーと意地悪な見方をすれば予め「バッカで~す!」って言っておいて実は緻密かつ極めて真剣に作られていて、初めに「バカ宣言」してるもんだから、評論家的な真面目な批評を受け付けない「ズルイ」作風にも見えてしまう。しかし、そんな意地悪い見方をしようと、鑑賞後の満足感には嘘をつけない。 個人的には『嫌われ~』の方が満足感は上だが、この作品にも見事にやられました。 監督個人は好きではないけど次の作品にも期待せずにはいられない。 【アップルマーク】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-12 00:44:35)
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