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《ネタバレ》 「密室の中での子供の失踪究明、その失踪の背景にはかなりスケールの大きい問題がある」との自分の思いこみとは大きく外れ「原因は金銭目的」、「犯人は前半で概ね検討がつき、後半では逆に映画の中で明らかにしてしまう。そして子供を誘拐する意味が金銭要求と結びつかない」といった点等、このシナリオをあえて映画にしようとした狙いがよくわかりません。推理・サスペンス映画としてのスケール・ワクワク度は小さいし、またテロ・政治的陰謀とかいった社会派的なエッセンスも少ないし、強いて言うなら「子供を救い出す、もしくは守り抜く母性・母親の偉大さ・強さ」を見せて感動を与えたかったのでしょうか?
でも、それは定番であって新鮮さはないし、その点さえも観客に訴える自信がなかったのでしょうか?事件が解決した後、旅客機の乗客に「すごい母親だ」と言わせてます。 結局この映画の売りは「アクションスター並みの強い女性を演じるジョディー・フ ォスター」ということになり、極論すれば「ジョディー・フォスターに捧げるための映 画」ということになるのでしょうが、自分には物足りない映画でした。 唯一の救いは時間が短くまとめられ、ストーリーが展開していくテンポの良さという所でしょうか。 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-09 20:13:10)
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