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《ネタバレ》 観終わってはじめて自伝的な作品だったと知った。道理で鬼気迫るわけだ。主役の女の子のひたむきな演技もさることながら、その周りを固めるキャラクター達の存在感、リアル感はそのせいだったのか。大きな事件は起こらない。レイプもなければ虐待もない。ただ、どんなに先生達が親切でシスター達が優しくても、孤児院にはやはり哀しみがある。大きな喪失感がある。その大きな存在(もしくは不在)から逃げる者、立ち向かう者、存在自体を否定する者。幼くして「人生」に直面せざるを得ない彼女達の姿は凛々しくそして儚い。
主役の女の子の真っ黒できれいな瞳が心臓に突き刺さった。ひりつく映画だ。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-10 21:27:25)(良:1票)
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