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穴(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 穴(1960)
製作国仏,伊
上映時間124分
ジャンルドラマ,サスペンス,刑務所もの,モノクロ映画,犯罪もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 地味に掘ってるだけの内容で、最後まで見せてしまう監督の力量には非凡なものを感じた。徹底的にリアリスティックな描写にこだわり、しかもそれと映画的な面白さをある程度両立させているという意味では、良作だと思う。ラストのオチも悪くない。
但し、「脱獄」という行為そのものに、多くの時間を割いている映画であるため、人物描写に回す時間がなくなってしまったという印象も受ける。5人の登場人物にはそれなりに個性があり、役割があるのだが、差別化が十分に行われていない。要はキャラが立っていない。こちらの方がリアリスティックで、「大脱走」のほうがおかしいのだと言えない事はないが、少なくともあっちのほうが面白い。ここのさじ加減、バランス感覚は純粋に好みの問題で、十人十色だと思うが、将来にわたって脱獄の予定が無い僕は、エンターテイメント性を重視してしまう。一見の価値はあったけど、また観たいとは思わない作品でした。
枕流さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-02 20:29:52)
その他情報
作品のレビュー数 100件
作品の平均点 8.12点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 40.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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