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大いなる幻影(1937) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大いなる幻影(1937)
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1949-05-21
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画
レビュー情報
確かに現代の映画に比べれば、テンポはのろいし、コントの寄せ集めのような場面もあると言えないこともない。しかし、製作されたのが1930年代であることを考えると、この映画がいかに進歩的かつ深い意味を持つ作品かを実感する。「大いなる幻影」というタイトルの孕む意味の多重性(戦争が幻影なのか、滅び行く貴族階級が幻影なのか、再会を誓うマレシャルの思いが幻影なのか)も秀逸だ。この映画を観るとそこはかとなく哀しくなるのは、滅亡の美学とも言える独特の世界観に覆われているからだろう。こんな風に心を揺さぶる映画は初めてだった。どぎつい反戦映画よりも心の深い部分に訴えかけてくる。
枕流さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-10 23:26:05)
その他情報
作品のレビュー数 41件
作品の平均点 7.68点
作品の点数分布
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649.76%
7921.95%
8717.07%
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作品の標準偏差 1.80
このレビューの偏差値 44.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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