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勇気ある追跡 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 勇気ある追跡
製作国
上映時間129分
劇場公開日 1969-06-21
ジャンルアクション,ドラマ,ウエスタン,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 コーエン兄弟によるリメイクが上映されるということで、予習として鑑賞した。
ジョン・ウェインが本作でアカデミー賞を受賞したということを観た後知ったが、貫禄の演技はさすがながら、それはやりすぎな印象がある。僕はやっぱり「駅馬車」と後期では「リバティ・バランスを射った男」が好きだな。
さて、本作は作品としては中途半端な出来と言わざるを得ない。マティのキャラクターは強気一本で女としての魅力に欠けるし、ラ・ボーフの存在感もイマイチない。マティの女性としての一面を押し出すことは、当時の時代背景から見ても難しかったろうとは思うが。また、ルースターとマティがことあるごとに繰り出すテキサス州ネタに絡めたラ・ボーフ批判もピンと来ない(これは観客側の問題)。西部劇ファンには堪えられないと思われるジョン・ウェインの見せ場も非現実的でぐっと来なかった。それなりに飽きずに観られるが、実も蓋もない言い方をすればこれといった特色の無いノスタルジックな西部劇である。
この映画で唯一よかったのはこの着想だ。無頼の保安官と若きレンジャーが少女の復讐を手助けするという設定だけで観ようという気になる。コーエン兄弟はうまいところに目をつけた。リメイク版の鑑賞が楽しみだ。
枕流さん [DVD(字幕)] 5点(2011-03-23 17:54:29)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 42.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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