Menu
 > 作品
 > オ行
 > 乙女の祈り
 > 枕流さんのレビュー
乙女の祈り のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 乙女の祈り
製作国ニュージーランド,米
上映時間100分
劇場公開日 1995-09-09
ジャンルドラマ,サスペンス,青春もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 なんともねちっこい映画ですね、これは。「女臭い映画」という意味で邦画の「ストロベリーショートケイクス」を思い出したが、あちらがあくまでも大人の物語であるのに対して、こちらはもっと閉鎖的で異質な子供の世界がテーマになっているところが大きく異なる。
登場人物はあまり多くなく、主役二人の演技力に負うものが大きいが、二人ともきちんとやり遂げている。自分の能力を過信するジュリエットと彼女を崇拝するポウリーンの奇妙な共依存関係が恐るべきエネルギーを生み出す様は、観ていて恐ろしくなる。子供対大人という構図に中二病と同性愛という新たなテーマも盛り込まれているから観ていて飽きない。子供のころは何で先生や親は子供の心が分からないのだろう?と不思議だったが、僕も大人になったらやっぱり分からなくなっている。子供対大人の緊張関係の描写が秀逸だ。
邦題も素晴らしい。原題を徒に改悪するものが多い中で、この邦題はなかなかのアイディア賞だと思う。
枕流さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-05 17:26:28)
その他情報
作品のレビュー数 73件
作品の平均点 7.15点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.37%
322.74%
445.48%
579.59%
679.59%
71419.18%
82331.51%
91115.07%
1045.48%
作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 49.52
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
乙女の祈りのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS