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ノーカントリー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ノーカントリー
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2008-03-15
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画のタイトルは、"No country for old men"である。つまり、年老いた男たちにとって国がないのだ。誰のことをいっているかというと、保安官であり、その父のことだと思う。何をこの映画で伝えたかったのだろう。ずっと考えていた。これは、アメリカが病んでいることを伝えたかったのではないかと思っている。私も2年前に、NYに行ったとき、駐車料金が3000円/時間したのに、びっくりし。路上駐車をしようとすると、警官が物陰に隠れて違法駐車をするのを待っていたし。(友人がいうには警官は歩合制で、違反切符を切ると自分のお金になるらしい。)ボストンに行った時は、朝5時に帰りの飛行機に乗るために友人に空港まで送ってもらったのだが、友人いわく、この時間でもねずみ取りをしているというのだ。「嘘だろう!」と私がいったら、途中でパトカーがねずみ取りをしていた。まったくなんて国なんだ。そして、セルフサービスの一番安い食事をして、2000円以上は常にしていたし、それに反して、タクシーなんかたった500円ぐらいしかかからない。タクシー運転手はさぞかし、給料が安いだろうなあと思った。つまり、超格差社会なのだ。この映画で、良い悪いは別にして一番秩序を持っていたのが、実は殺し屋だ。その殺し屋を野放しにしてしまう社会、それが今のアメリカなのだ。地球温暖化問題も深刻だが(アメリカが一番排出量が多い)、こんなアメリカがそんな事を気にできるほどまともだと思えない。そんなメッセージを感じた。私はゴルゴ13を昔から好きだが、この作者もそれを読んでいるように思った。特に、依頼者が裏切ると殺しにいくところなんかそっくりだ。またこの映画がアカデミー賞をもらえるほど、共感されたということは、本当にアメリカは病んでいるんだろうなあと思った。このアメリカが世界の警察をしているのだから嫌になるね。ちなみに日本も守られている1つではあるが。
matanさん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-29 03:01:30)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 214件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
000.00%
120.93%
241.87%
352.34%
4146.54%
53214.95%
64822.43%
75224.30%
83717.29%
9157.01%
1052.34%
作品の標準偏差 1.71
このレビューの偏差値 55.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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