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《ネタバレ》 こういう映画は、必要だと思う。「それでも僕はやっていない」のように社会問題を伝える1つの手段だからだ。先進国の何気ない経済活動が、いろいろな国に影響を与えている。こういう問題以外でも、パソコンの廃棄処分や古いテレビの廃棄処分など、たくさんある。そして、それらが後進国の公害をもたらし、その公害が実はめぐりめぐって、日本にやってくることも知られていない。だから、後進国の子供の命を守ることは、実は結果的に日本人を守ることにつながることも真実としてある。しかし、目の前の問題(我が子の命を救いたいなど)を解決したいために、後進国に無理を強いる。もちろん、それを受けるのも後進国にそういう受け皿があるからという言い訳がある。しかし、需要がなければ、供給は存在しないのだ。もっと日本という国として、こういう行動を規制する法律が必要だろうと思う。この映画を見て、わかりずらかったのは、主人公が幼児虐待の趣味を持っているようにはとても思えなかったからだ。ここは監督の演出力が足りないと思う。なぜ最初のほうで主人公が言っている、「この国は僕にとって天国だからね。」という表現があるのか。主人公が子供たちと相撲を楽しんでいるのはどうしてなのか。この辺で、子供たちをいらやしく触る行為が必要だったと思う。だから、最後に自己崩壊するように大声をあげて崩れ落ちる。しかし、それぞれの出演者はとても良い演技をしたと僕は思う。こういう映画にあわせて、現実社会ではどうなっているのか、報道があってもよいと思うのだが。どこもしない。これも、こういう問題はいったいどうなっているのかレポートして下さいという法律があるといいのだが。難しいか? 今年は選挙もあるので、本当は報道について、もっと自由に、それから、報道してほしいことを要求できる仕組みを政治に作ってほしいとせつに願っている。今の報道機関では報道してくれないからだ。知らないことは、問題が存在しないことと一緒だからだ。この辺に、この映画の存在意義があると僕は思う。
【matan】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-01-23 17:15:34)(良:2票)
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