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K-20 怪人二十面相・伝 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 K-20 怪人二十面相・伝
製作国
上映時間137分
劇場公開日 2008-12-20
ジャンルアクション,SF,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 金城さんのファンである私には、楽しめました。ただ、怪人二十面相と明智との戦いはこんなもんではないはずで、もっと知的であり、もっとしゃれていて、お互いが認めるライバルであるところがいいわけです。また、悪は別に存在するところも面白いが、今回のK-20はそうではなかった。考えるに、明智(仲村)の弟子の子供が本物の明智になるような気がするし、怪人二十面相も金城が本物の怪人二十面相となって次の映画を作ろうとしているのではないかと思った。戦争が回避された世の中は、実は今の世の中とあまり変わらないことをもっと丁寧に描くべきであり、貧困によって子供が死んでいく場面はもっとシリアスに、感動的に描いた方がよかったと思う。ただ、女性の監督としては良くやったと思える。また、女性らしい感性も感じられた。(手を見て、見破るところなど)また、主題としては「貧しさ」にもっと光を当てて、貧しさに負けずにガンバルのか? 貧しさに負けて盗人(ぬすっと)になるのか? はたまた、貧しさに負けてテロリストになるのか? そのへんの三人の少年少女が登場して、この怪人二十面相と明智との戦いに絡めてほしかった。また、松たか子のお嬢様を出すのなら、お風呂場のヌードはほしかったし、金城とのキスシーンもあった方(濡れ場)がよかったと思う。表面的なことはある程度よかったのだが、ダークナイトのような心に届く描き方がほしかった。私の好きな描き方は、まじめにガンバルことがやっぱり報われる世の中を描いてほしいと思っている。実はそれを怪人二十面相も明智も望んでいることも描かれるとなお良い。
matanさん [映画館(邦画)] 7点(2009-01-20 19:13:27)
その他情報
作品のレビュー数 55件
作品の平均点 5.82点
作品の点数分布
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211.82%
323.64%
4916.36%
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61730.91%
71018.18%
859.09%
911.82%
1011.82%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 54.92
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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