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ブレードランナー/ファイナル・カット のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブレードランナー/ファイナル・カット
製作国
上映時間117分
劇場公開日 2007-11-17
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの,犯罪もの,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 本邦初公開のとき封切り間もないきれいなフィルムで見たが、その後の鳴り物入りだったナレーション無しユニコーンの夢のDC版は、ニュープリントではなく傷あり色あせてがっくりしたものだ。本作の評価はデジタル技術と映画館のバルト9と、それによって再認識したショーン・ヤングの美しさに3分の1は捧げる。前のみなさんも書いている通りの豊かな階調の画面、音響。スーパーの文字の端々までしまっている。ブレードランナーのVFX部分はダグラス・トランブルによる通常以上の高精細度の撮影をされていたのが何らかの事情でお蔵入りになってしまったらしい。それを使用したのか、デジタルでのブラッシュアップのみかはわからない。また、最大限残されていると見える残酷描写も際立つ。細かな修正にもあれっと気づくが大半は気にはならない。バッティの手から鳩が飛び立つシーンの画像が統一されて雨空になっている。そこで当方は旧バージョンでも違和感がなかったことに気づく。ここはすでに一種の心象風景であり、深い青の空に飛び立つ鳩はレプリカントの魂を託されていると見えたからだ。限りなく修正の効くデジタルの意味って…(それを言い出すと、どうせなら「ゴルフ月品」を「用品」にしてほしかった。なぜ歓楽街に『烏口』なのか? ときりがない…)そんなこんなを含めていろいろ考えさせるし、また頭を空にして見る快楽に身をゆだねることもできる。新作よりももう一度見に行きたい…
hatoyaさん [映画館(字幕)] 10点(2007-11-29 16:00:21)
その他情報
作品のレビュー数 90件
作品の平均点 7.62点
作品の点数分布
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211.11%
300.00%
433.33%
51314.44%
688.89%
71820.00%
81213.33%
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102224.44%
作品の標準偏差 1.94
このレビューの偏差値 56.31
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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