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ポセイドン(2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ポセイドン(2006)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 2006-06-03
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,アドベンチャー,パニックもの,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  パニック映画において、絶対に失ってはいけない「魂」、それは「できるだけ多くの人々を助けようとする、主人公の姿勢」だと私は考えます。
 しかし、この映画には全くそれが無い。主人公の男と元市長の二人は、脱出できそうだとわかるやいなや、周囲の人々を放り出して、すぐさま自分たちだけ逃げ出してしまう。救おうとするのは、自分の家族や好きな人だけである。そんな主人公たちに、一体どれだけの観客が声援を贈るのであろうか?
 「リアルな人間の行動だ」ととらえることも出来るし、そこに観客は共感できるとの見方もあるだろう。だがそれは、この上なく「安い共感」であり、何の感動も得られるものではない。
たとえ「非リアル」でも、不可能と思える困難に立ち向かい、限界まで人道を追求する主人公の姿にこそ、観客は憧れ、感動するのではないでしょうか。
 1972年作の「ポセイドン・アドベンチャー」は、まさにそんな映画であった。今回のリメイク版は、魂の抜けた「ポセイドン・アドベンチャー」であり、このような作品を製作するなら、もっと大胆にストーリー展開や設定を大きく変えても良かったのではないか。
 最近の作品らしく、脱出シークエンスは派手に作ってあり、一応見どころにはなっていました。
塚原新さん [DVD(字幕)] 2点(2007-07-25 17:03:39)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 149件
作品の平均点 5.87点
作品の点数分布
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232.01%
374.70%
485.37%
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64731.54%
73221.48%
8128.05%
910.67%
1021.34%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 30.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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