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《ネタバレ》 非常に面白かったです。個人的には『RUSH/プライドと友情』と双璧をなすF1映画の傑作だと思います。『RUSH』がドキュメンタリーチックな作風なのに対し、この映画はとことんエンタテイメントに振っています。ストーリーは明快で「F1版がんばれベアーズ」です。つまり弱小チームがどんどん強くなって勝利するというものです。F1組織が全面協力していて現役F1レーサーのルイス・ハミルトンもプロデューサーになっているため凄くリアルです。というか本物といっていいでしょう。こういう映画では最近の複雑なF1のルールなどをF1初心者にもわかりやすく説明する必要が出てきますが、その説明をサーキットの場内放送の実況に言わせるという上手い方法で解決しています。ブラッド・ピット演じる主人公は様々なカテゴリーでレースをしてきたベテランで、良く言えば戦術に長けレース展開も読めるレーサー、悪く言えば狡猾で反則ギリギリを攻めて有利な状況を作るレーサーです。その主人公が弱小チームのポイント獲得のためにチームメイトを助ける走りをしてチームをどんどん強くするというストーリーです。そこは非常にカタルシスを感じられてワクワクしました。また、現役F1レーサーが多数カメオ出演するのもF1ファンにとってうれしかったです。クレジットを見ると角田裕毅も出ていたようですが顔を判別することはできませんでした。F1初心者でも十分楽しめる作品だと思います。あと、ハンス・ジマーのスコアもいい!
【MASS】さん [映画館(字幕)] 9点(2025-07-01 16:34:16)
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