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《ネタバレ》 アーシュラは本当の恋愛をした事が無かったのでしょうか。孫ほどの年齢差の青年に抱く少女のような恋心。J・デンチはこの老女の思いを、下品にならずに演じていて素晴らしい。せつない気持ちがひしひしと伝わって来ました。また妹を傷つけまいとして苦心しつつも、自分も青年の存在を嬉しく思っているという、微妙な姉の心境を演じるM・スミス。これまた巧い。少しの嫉妬や対抗心を織り交ぜながらも、凛としている2人は何だかとても美しかった。クライマックスの演奏シーン、ヴァイオリンの泣くような調べがとても雄弁で心に響きました。まるでアーシュラのせつない恋心のよう。夏の終わりと共に去って行く青年…何とも言えない寂寥感でした。
【Tweety】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-16 20:08:37)(良:1票)
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