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サラの鍵 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サラの鍵
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2011-12-17
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 現代を生きるジャーナリストのジュリアが1930年代にユダヤ人として生まれたサラの生涯を追っていくストーリー。序盤の息もつかせぬ圧倒的な展開に、ぐいぐいと話に引き込まれていってしまった。ナチスドイツとフランスのユダヤ人との関係性がこの映画を観たことによって、どんなものであるかがある程度理解できたように思う。
結局、サラは最後まで救われないまま終わってしまった。弟が死んでしまってからは、もはや本来の彼女ではなくなってしまったのかもしれない。死んでしまうまでずっと頭の中から、クローゼットの鍵と弟の死が離れない人生だったと思うとやり切れない。
助ける為とはいえ、自分の手によって閉じ込め、そして死に至らしてしまったことによる罪悪感は一生拭えないだろうし、一日たりとも忘れる事はできなかっただろう。
最期まで彼女なりの幸せを求め、彼女なりの償いをしようとし続けた。それがひしひしと感じられて、とても切ない。
タフネスさん [DVD(吹替)] 9点(2018-04-10 09:11:49)
その他情報
作品のレビュー数 29件
作品の平均点 7.45点
作品の点数分布
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6413.79%
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8827.59%
9517.24%
1026.90%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 57.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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