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《ネタバレ》 デップの吸血鬼はキュートだし、超肉食女子な魔女もゴージャスで魅力的。久しぶりに見たミシェル・ファイファーも相変わらず美しく存在感たっぷり。ラストの皮肉さも「そうきたか」と驚きつつも満足。
なのに何か物足りない。これは好みの問題でしょうが、昔のバートン作品に漂っていた、愛すべき異形達の孤独感や哀愁をつい求めてしまいます。受け入れてくれる家族を持ち、「家族が大切」と豪語するヴァンパイアからはそれが感じられない。その上余計な登場人物が多すぎて、例えばエリザベスの弟とか、ヘレナ・ボナム・カーターだっていなくても良かったんじゃ?彼らを削ってヴィクトリアとジョゼットとバーナバスの絡みなどを見てみたかった。 本当に、こんな事を考えてしまう自分はどうかと思うけれど、ヘレナ・ボナム・カーターにはバートンを手酷く振って貰って、バートンには昔を超える哀切感溢れるクリーチャー達を生み出して欲しい…なんてこっそり思います。ごめんなさい監督! 【このは】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-06-10 15:01:54)(良:4票)
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