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ガス燈(1944) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ガス燈(1944)
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,ミステリー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
グレタ・ガルボにキャサリン・ヘプバーン、マリリン・モンロー、オードリー・ヘプバーン、、女性を撮るのに定評のあるキューカーが本作はイングリッド・バーグマンを主演にその手腕を発揮している。バーグマンが本作でパーフェクトな演技をしているとは思わないが、ジョセフ・ルッテンバーグの光と影を巧みに使った撮影とキューカーの演出が絶妙で心理的に追い込まれていくバーグマンを堪能でき、彼女の魅力を存分に引き出している。不安定な彼女の心理的状況はまるでゆらゆらと揺れる灯火のようであり、儚さがあり美しさがある。

サスペンスとしては脚本が弱いかもしれないが、メイドを筆頭に他のキャラクターが何とも怪しげで見せ方が非常にうまい。登場人物の視線や表情、光から影、影から光というような撮影方法でサスペンスを作り出す本作は非常に面白い。他の方がおっしゃってるように『バルカン超特急』や『レベッカ』というようにヒッチコック作品に似てる部分が見受けられるが挑戦をしているようにも思え意欲を感じる。真の狂人は・・・、そしてラストのオチとその辺もヒッチぽいかもしれないがそこを超えた満腹感が本作にはある。
きいろのくじらさん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-22 23:18:24)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 6.41点
作品の点数分布
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324.08%
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61428.57%
72142.86%
8510.20%
912.04%
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作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 54.04
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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