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赤ちゃん教育 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 赤ちゃん教育
製作国
上映時間102分
劇場公開日 1939-08-17
ジャンルコメディ,モノクロ映画,ファミリー,動物もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 スクリューボール・コメディの傑作の一つとして代表される一作であるが当時は斬新なすぎたということとケイティがボックスオフィス・ポイズンに指名されていたことが重なって興行的には失敗してしまった一作であるが、今となってはハワード・ホークスの手腕を高く評価されるべき一作であろう。今では考えられない豹を使うという大胆なアイデアも素晴らしい。

『或る夜の出来事』のようなおしゃれコメディというわけではなく、体を張ったギャグやマシンガントークでのネタということで古典的で好き嫌いはかなり分かれるコメディとなっているが少なくとも私は大いに笑った。終盤にかけての失速、オチの弱さ、敢えてらしいがケイティの単調な台詞と不満はややあるものの半世紀以上も前の作品で、しかもコメディ、こんだけ笑わせられれば上出来であろう。

本作はグラントに感情移入してしまっては終わりだが私には彼がふりかかる災難を楽しんでいるように見え、第三者的視点で見ることができ笑いは絶えなかった。ガウンを着たシーン、また豹の鳴きまねをするおじさんは大いに笑わせてもらった。下らない笑いかもしれないが下品さはない。今だから面白い作品ではなく、今でも面白い作品である。
きいろのくじらさん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-22 20:48:40)
その他情報
作品のレビュー数 35件
作品の平均点 6.57点
作品の点数分布
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100.00%
2411.43%
312.86%
400.00%
5720.00%
6514.29%
712.86%
8822.86%
9720.00%
1025.71%
作品の標準偏差 2.37
このレビューの偏差値 54.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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