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手錠のまゝの脱獄 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 手錠のまゝの脱獄
製作国
上映時間97分
劇場公開日 1958-10-11
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 スタンリー・クレイマーの手法は光っており二人の画面での位置関係から感情や立場を映し出す手法、過剰な演出を避けメッセージ性に重きを置く部分などは非常に評価できる。途中の村、母子の家などを閉鎖的に描いたのも皮肉めいてて面白い。

追いかけるジャクソン、一緒に転げ落ちるカレン。手錠が外れても離れない二人、ラストは逃げる意味もなくなる。ジャクソンを抱き抱え歌うカレン、二人は手錠があった時よりもより“近い”ものとなる。今見るとプロットは確かに常套かもしれないが、今なお根強い問題を抱えている人種問題を50年代にやってのけたというのは意義深い。南部が舞台の作品ではなかなかの秀作である。

きいろのくじらさん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-12 02:38:45)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 7.35点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.68
このレビューの偏差値 64.30
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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