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ビルマの竪琴(1956) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ビルマの竪琴(1956)
製作国
上映時間116分
劇場公開日 1956-02-12
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,音楽もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 日本兵の立場から戦争を描いた佳作である。しかし問題点も多い。まず、映画から戦争の血生臭さや緊迫感、悲惨さを感じることに乏しかった点である。日本兵の遺体が出てきても、そこにリアリティはそれほど感じられず、幻想的にすら感じてしまう。また、戦争観も日本人から見た一面的なもので、現地のビルマの人々の視点が欠如している点も気になった。ビルマを舞台にしているにも関わらず主要な役割を果たすビルマ人は物売りのおばあさんのみであり、ビルマがあたかもオブジェのようになってしまっているように思える。例えば、戦争に巻き込まれた被害者としてのビルマ人の視点があっても良い気がした。そして命の恩人である僧の修行着を盗んでしまう点も良くない。水島がいくら日本兵の無残な死体を目にして僧になる決心をしたとはいえ、盗みという根本を悔い改めなければその後の彼の行動もうそ臭く感じてしまうからである。
こまごまさん [DVD(邦画)] 6点(2007-02-16 00:44:56)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 42.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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