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スラム出身の青年が主人公なので、もっと重苦しい映画をイメージしてましたが、見終わった後は意外と爽快でした。クイズの問題と彼の人生をリンクさせる手法は面白かったです。音楽と子役の生き生きした演技が良かったせいか、悲惨な人生なのに、さほど悲壮感を感じませんでした。劇中、一番辛かったシーンは、盲目の物乞い少年との再会です。他国ですが、私も実際にああゆう子供を見たことがあります。主人公のジャマールは自分の人生を「運命」として、全て神様に(?)決められていたみたいに言いますが、そうだとすれば、あの盲目の少年は、ああいう運命だったと言ってるみたいで、納得できません。だからこの映画の終わり方に、全く共感できませんでした。兄貴との関係ももっと丁寧に描いて欲しかったです。エンディングのダンスのシーンは、何の脈略もなく不必要なんですが、インドを扱った映画っぽくて楽しめました。余談談ですが、ヨーロッパや南米でも「ミリオネア」を見たことがありますが、この映画みたいにあっさりしてた気がします。外国の人が日本でみのもんた版ミリオネアを見たら、さぞやイライラすることでしょうね(笑) とにもかくにも、本作はあの子役達あってのものです!!
【びくーにゃ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-03 00:23:06)
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