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第二次大戦でアメリカ軍として活躍したすごい日系部隊がいたというのは何となく聞いたことがあったけど、この映画を見て、少なくとも彼らの活躍という面では少し理解が深まったかなと思う。そういう意味ではとても貴重だし、他のほとんどの人にとっても同じなのではないでしょうか。どちらかというと彼ら日系人が受けた差別というよりも戦争での功績にスポットライトがあてられ、その想像以上の輝かしさと戦場の過酷さ、生々しさの両方に驚くばかり。特に「猫を轢いたらその感覚は忘れられないでしょう?人間ならなおさら」という言葉には妙に納得させられてしまった。また話は本国での徴兵、イタリア戦線、フランス戦線、そしてまたイタリア戦線と時系列に沿って展開するので、とてもわかりやすいし第二次大戦を違った側面から見ることができる。9.11以後のイスラムへの偏見を見ると人々は歴史から何も学んでないと言うけれど、偏見や差別といったものはアメリカ人がどうこうというより、人間の性質として仕方ないのでは、とも思う。そしてそういう人に対して少しでも何かきっかけを与えることがこの映画の役割ではないでしょうか。現代の442連隊の登場を待っている暇はないですからね。
【プライドだらけ】さん [地上波(字幕)] 7点(2011-11-05 00:46:33)
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