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《ネタバレ》 この映画は永遠の名作、ルイス・キャロルの"Alice's adventures in Wonderland"の
原作を侮辱した悪質な映画と思います。原作は子供独特のナンセンスで奇抜な発想や 言葉あそびで成り立っていて テニエル画伯の天才的な挿絵とともに永遠の名作となって いるのですが この映画は大人になったアリスという設定になっていて 内容もごく一部 抜き出してキャラクターも挿絵をまねた中途半端な出来で 見ていて苦痛になりました。 原作は少女趣味があったキャロルが子供に語り聞かせた話をまとめたもので 主人公を大人にしたことが決定的に間違っていると思います。映画では子供だった頃の回想シーンが ほんのわずか出てきますが この部分だけが非常に輝いていたため やはり子役で 製作すべきだったと思うのは自分だけでしょうか? 恐れるのは原作を全く知らない子供たちが「アリス」の話がこの映画のような改悪 されて全く異なる内容と勘違いしてしまう事です。 ジョニー・デップにこだわり過ぎて「帽子屋」を出しすぎたのも失敗で「帽子屋と大人のアリス」といった内容に成り果てています。 【テグレトール】さん [DVD(吹替)] 0点(2010-05-30 19:48:17)
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