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電送人間 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 電送人間
製作国
上映時間85分
ジャンルサスペンス,SF,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,特撮もの
レビュー情報
東宝の変身人間もの三作のなかでは、SF性よりも犯罪に重点が置かれていて異色(脚本が、常に社会とのつながりを意識していた木村武ではなく、これだけ関沢新一)。いちおう 平田昭彦は出てるし、白川由美は襲われて悲鳴をあげたり下着姿になったりしてるし、キャバレーシーンはあるし、ちゃんとミニチュア貨物列車も爆発するんだけど、怪人の標的は定まっていて市民がパニックになって避難したりすることはない。なにしろ場違いの鶴田浩二が出づっぱりなんで調子が狂う(なんでも福田監督の助監督時代に恩があったとか)。でミステリーとしてもSFとしても腰の定まらない変なものになってしまった。ま、その「ヘン」さが東宝特撮ものの味わいなんだけど。ためになったのは、当時軍国キャバレーってのがあったのを知ったこと。ホステスが海軍のセーラー服を着て、ボーイが陸軍。酒の名称も「ミサイル」とかやってる。キャバレーの名前は「大本営」。事件は戦中の軍の機密から始まっていて、もし脚本が木村武だったら「戦争を忘れているもの」と「引きずっているもの」との落差をもっと出そうとしたんじゃないか。お化け屋敷の客で青年児玉清が一瞬登場。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 5点(2011-10-04 10:13:22)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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3212.50%
4425.00%
5531.25%
6212.50%
7318.75%
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作品の標準偏差 1.27
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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