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鳥(1963) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鳥(1963)
製作国
上映時間120分
劇場公開日 1963-07-05
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,パニックもの,動物もの,小説の映画化
レビュー情報
ヒッチコックの映画が何度も繰り返し鑑賞できるのは、演出の名人芸を音楽のように味わえるからだと思うんだけど、ただこれだけはちょっと違うんだな。見るごとに、物語としても常に新しい読み取りかたに気が向くというか、味わうより考えちゃう。メラニーに「あなたは何なの」って問いつめる食堂の子連れのおばさんが気になったこともあるし、メラニーのいたずら好きってのが隠れたポイントじゃないかと思ったこともある(この事態は鳥がメラニーに替わっていたずらを始めたんじゃないか、でメラニーはラストでかつての鳥のような、目をパチパチするだけのか弱い存在になってしまったんじゃないか)。この異色作ばかりは悠然と鑑賞できず、いつも前向きに突っ込むように見てしまう。やっぱり原因不明のまま、話が開いたまま、エンドマークも出ないで終わっちゃうってとこが、謎として挑発してくるんだろう。鳥とは何か。たとえばある国なら少数民族のことを思い浮かべるかも知れないし、ある社会なら子どもを思い浮かべるかも知れない。人間には気がつかない些細なきっかけで大きな変化が起こり得るってとこに(非線形的変化っていうの?)、一番の恐怖があるのかも知れない。あなどっていたもの、気軽に石を投げつけていたものすべてが(生物に限らず)、この無表情で感情移入を拒む鳥の群れに重ねられ、見るごとに新しい恐怖を掻き立てている気がする。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 10点(2008-09-02 10:55:20)
その他情報
作品のレビュー数 210件
作品の平均点 6.27点
作品の点数分布
000.00%
120.95%
241.90%
362.86%
4178.10%
53114.76%
64621.90%
76129.05%
82712.86%
9146.67%
1020.95%
作品の標準偏差 1.66
このレビューの偏差値 63.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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