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会話の表情とか、距離感の描写に全力を傾けている映画。公園の散歩→船→車→家と、次第に近寄っていく。そして会話が最後には歌に至る。恋ですなあ。実際の9年の歳月が挟まれているわけ。フィルムが記録のためにあることをここまで徹底して極めようとした姿勢に、とにかく圧倒されます。でも前作ほど見てておろおろしないですんだのは、ちょっとこっちも醒めて見ていたよう、あるいは「記録」ってことが、ビデオで簡単に行なわれる時代になってしまったからなのか。向こうのせいなのか、こちらのせいなのか、よく分からないのが本当のところ。こういうことやり続けてる監督がいるのが嬉しいのは間違いない。
【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-31 09:26:59)
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