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女優(1947) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 女優(1947)
製作国
上映時間115分
劇場公開日 1947-12-09
ジャンルドラマ,モノクロ映画,実話もの,ロマンス
レビュー情報
終戦直後の山田五十鈴と、新劇草創期の松井須磨子とが重なった。女性解放の爆発が日本中に起こっていた当時の山田が、ちょうどこう噴火している最中だった。デモーニッシュと言ってもいいほどの、女優のバイタリティが見もの。周りの人間が実に嫌に作られている。革新的であるべき人間の集団でさえ持っている陰湿な旧弊さ。ここに新劇草創期と終戦直後が二重写しに見えてくる。抱月が死んだ後の稽古のシーンが見応えあり。彼女も周囲に劣らず嫌な女だなあと思いつつ、讃仰してしまう。列車の光がモチーフになっていた。日光の旅行を回想するシーン、画面から人物だけがすっと抜けていく効果がこんなにも美しく決まったのは、あまりない。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2012-05-11 09:50:54)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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