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午後の遺言状 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 午後の遺言状
製作国
上映時間113分
劇場公開日 1995-06-03
ジャンルドラマ
レビュー情報
俳優にそれぞれ彼らの実人生を投影しているのがミソで、俳優だったり、能役者だったり、不倫の恋だったりをダブらせてる。脱獄囚とのやりとりのあたりからベテランシナリオ作家の弾みが感じられ、あのファルスのタッチをラストまで維持できなかったかなあ。新藤兼人は、日本映画黄金期に、多くの重要な監督たちにせっせとシナリオを提供していたことはもっと評価されていいと思っているのだけど、そういう他人に提供したシナリオのほうが自分の監督作のよりも肩に力がはいらず、映画作法としての純度の高さを感じることが多かった。この作品で、初めて自分の映画のシナリオで、そういった“軽み”を描けたのではないかな。表彰式のシーン、あるいは杉村・乙羽のやりとりの場など。背景を若々しい新緑が埋め、そこで老人が老人を使って描く老年の世界という貴重な映画が展開している。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-27 11:55:02)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.31点
作品の点数分布
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217.69%
317.69%
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5538.46%
617.69%
7323.08%
817.69%
900.00%
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作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 56.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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