Menu
 > 作品
 > イ行
 > 苺とチョコレート
 > なんのかんのさんのレビュー
苺とチョコレート のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 苺とチョコレート
製作国キューバ,メキシコ,スペイン
上映時間110分
ジャンルドラマ,コメディ,同性愛もの
レビュー情報
男二人、反発から友情へという定型の話だけど、二人だけの話で閉じず、だんだん社会に開いていくところがいい。「ぼくがいなければ、この国は何かを失う」という主人公の言葉に、すべてが凝縮している。見ようによってはずいぶん割り切りすぎてもいる。共産主義者のダビドに対してディエゴは性的異端、宗教や芸術サイドの証言者にもなっている。もっと討論でダビドに主張してほしいところもあるが、大事なのはいろいろな立場や考え方が複数存在することを認めあうことであって、そこへ話が絞り込まれていくので後味はいい。どんな社会体制であろうと、女の仕種をする男というものは笑いの種になり、これを単に偏見として切り捨てるのではなく、なぜ男の仕種をする女は笑いの対象にならないのかを含め、仕種の社会学として研究する価値があるのではないか。冷蔵庫にロッコという名前をつけてペットがわりにしている。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2008-01-10 12:23:04)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6125.00%
7250.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.71
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
苺とチョコレートのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS