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無秩序な少女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 無秩序な少女
製作国
上映時間95分
レビュー情報
すさんでいた少女が表現すること(劇団に入る)によって解放されていく話。障害者と一緒にするのはまずいかもしれないけど、宮城まり子の一連の『ねむの木』ものの映画をちょっと思い出した。市民社会から排除された者が「表現すること」で元気をつけていくという点では似た力学。ドキュメンタリーの強みもあって、あっちは優れた映画になったが、こっちは劇団仲間に魅力がなく、ストーリーがヒロイン一本だけで細く、話が拡がらなかった。ヒロインは自分から劇団に来たのに(ま、行くところがほかになかったし、ここも半分そういう更正施設を兼ねてるらしいけど)それにしちゃ、愛想がなさすぎる。秘書の応募に来たところを演じよと命ぜられ「私は働いたことがない」と爆発するが、あれは「市民社会ってのがどんなもんだか、まったくわからないので不安なんです」って裏打ちのある叫びに聞こえなくちゃいけないとこだろう。ただの「困った少女」でしかなかった。原案・脚本・監督ヤニック・ベロンって女性。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 5点(2013-02-15 09:46:06)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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