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ビリディアナ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ビリディアナ
製作国スペイン
上映時間91分
劇場公開日 1964-10-01
レビュー情報
《ネタバレ》 単純にヒロインを非難するだけなら出来ないことはない。伯父を孤独のまま死なせ、浮わついた慈善で乞食を犯罪者にしてしまい、自らも堕落していく、って。でもこの人の映画がそんな単純にまとめられるはずがない。あの伯父だってクセもので、自殺前に浮かべる何とも生臭い笑みを見ると、自殺自体がビリディアナを閉じ込める罠だったのかとも思われる。あの女中だって怪しい(黒い牛って何なのよ)。「罪を犯せばそれだけ悔い改めることができる」がキーワードか。ブニュエル自身が自伝で「私は神のおかげで無神論者でいられる」って言ってたけど、何か宗教的な回路を経て、最後には人間関係の問題につながっているような気がした。乞食パーティのシーンがやはり凄く、短いカットをハレルヤコーラスでつなぎ、女装男が鳩の羽根をまき散らしてのドンチャン騒ぎ。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-29 12:18:29)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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8342.86%
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作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 53.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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