Menu
 > 作品
 > イ行
 > いばら姫またはねむり姫
 > なんのかんのさんのレビュー
いばら姫またはねむり姫 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 いばら姫またはねむり姫
製作国チェコ,日
上映時間22分
ジャンルアニメ,ショート(短編映画)
レビュー情報
岸田今日子の奇妙な童話が原作。「眠りの森の美女」の新解釈もの。情熱に突き動かされて、うつろになってしまうってところが監督の好きな女性像なんだ。息を荒げている人形ってのがけっこうエロティック。つまりこの人は人形にふさわしくない「過剰な情熱に翻弄される女性」ってのが好きなのよね。それを無表情な人形のなかに封じ込めることに、妖しい悦びを感じてしまう人らしい。けっこう不健全なんだ。そもそも人形を動かして悦びを得る「人形アニメーター」ってのに、変態の要素があるんだが、子どもの遊び初めは、だいたい手で持って動かす人形遊びなのではないか。人形とは、ただ眺めるものでなく、「動かないはずのものを動かす(アニメートそのもの)」悦びの最初の道具なのだろう。変態の目覚めとして。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2013-05-20 09:55:47)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
72100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
いばら姫またはねむり姫のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS