| 作品情報
レビュー情報
本作見てて木下恵介『笛吹川』でモノクロ画面の部分だけ色がつくのをちょっと思い出した。これでは血のみ赤だったり白だったり黄色だったりする。とても目覚ましいが、それだけで一本の映画の収穫とするのは、ちとつらい。映画は幻覚の一種なんだから、暴力衝動にゆだねきってもいいはずなのに、登場人物の幻覚という枠がないと、どうも気分が悪い、という発見も収穫であった。見た日の記録に「ほとんど彼と識別できなかったが、ミッキー・ロークは満足したであろうか」などと記していたが、こののち『レスラー』を見て、あんがい素顔がはっきり見受けられていたかも、と思い直した。
【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-12 09:18:49)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |