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ダブルベッド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダブルベッド
製作国
上映時間102分
劇場公開日 1983-08-05
ジャンルドラマ,小説の映画化,エロティック
レビュー情報
テンポがいい。冒頭の人物紹介の部分なんか、ノセるね。一番うまいのは浮気の発覚のあたり。ちょっとドタバタ調であれこれやって、何とかごまかせたと思ってたら旦那が寝室で呆然としてるという流れ。続けて雨のなか、ボールぶつけやってて、それた球がスローモーションで神田川に落ちていくところ。軽いタッチなんだが、冒頭の心中事件が「ちょっと踏み間違うとこうなる」という怖さを映画全般にかもしている。風俗映画と言ってしまえばそれまでだけど、図書館からコロッとサラ金に移る石田えり、庭先の柄本明、誰も本気でないという感じがあり、もう実生活自体が「浮気」なの。しばしばごまかされてきた高橋ひとみの映画撮影が、ラストで本気になってしまうのが、おかしいし哀しい。大谷直子の出発が本気の旅立ちなのか、また浮気の飛び石づたいをするのか。旦那が本気になって怒れずにボール相手にうじうじするのも、自分が本気かどうか確信が持てなかったからなんじゃないか。そういう時代。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2012-12-05 09:51:22)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 4.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.05
このレビューの偏差値 55.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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