Menu
 > 作品
 > ナ行
 > ナバロンの要塞
 > なんのかんのさんのレビュー
ナバロンの要塞 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ナバロンの要塞
製作国
上映時間158分
劇場公開日 1961-08-15
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,戦争もの,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ずっと担架で運んできた怪我をした仲間に偽の情報を吹き込んでおいて、やがて自白剤を使うであろうドイツ軍を混乱させようと考えるG・ペックを、D・ニーヴンが非情すぎると非難する。ここらへんもっと突っ込めば「戦争における非情さ」で芯のテーマになれる問題だろうが、エンタテイメント映画を逸脱するのでサラリと描き、怪我人の内心の屈曲には触れずに、彼はチームの成果をベッドから見て喜ぶだけ。女性スパイの処分の場も「軍人は抵抗できぬ女性を射殺できるか」という戦場における非常さの問題に突っ込みかけるが、ここもなんとなく「戦争とはやり切れぬものだ」という詠嘆どまり。エンタテイメント作品ですから、という言い訳でずいぶん逃げてるなと思ったけど、「エンタテイメントをそれだけで終わらせない姿勢」と思えばよいのか。ただ各エピソードが寸断されてる印象があり「話を膨らます」展開に乏しかった。ペックとA・クインの軋轢は、最期の海で銛で救助する場面でうまく生かしてまとめた。第二次世界大戦ではギリシャものってのがあるんだな。最近ではニコラス・ケイジの『コレリ大尉のマンドリン』てのがあった。ノンキというのとは違うけど、独特の色調が加わる。地中海的おおらかさ?
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-11 09:22:27)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 58件
作品の平均点 6.76点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
446.90%
546.90%
61932.76%
71220.69%
81424.14%
946.90%
1011.72%
作品の標準偏差 1.36
このレビューの偏差値 45.87
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ナバロンの要塞のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS