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源氏九郎颯爽記 白狐二刀流 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 源氏九郎颯爽記 白狐二刀流
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1958-03-11
ジャンルアクション,コメディ,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
違う国・違う時代で「かっこいい」とされている姿を、映画では目の当たりに見ることが出来、「世界は時空を超えて分かりあえるんだ」と感動することもあるが、同じ国のちょっと前の映画でも、「分からない」と頭を悩ますこともある。この錦ちゃん、分からない。どうやら「颯爽」がモチーフらしく、白ずくめで二刀流構えた姿はなんとなく「かっこいい」をやってるんだな、とは思えるが、その前に笑ってしまう。ごめん。60年ごろに「かっこいい」の断層があるんだろうか、役柄の問題だろうか。こういうヒーローはもう現代では無理だろう。とりわけ武器商人の娘の西洋レディと一緒の場になると、日本の時代劇ヒーローの演歌歌手的たたずまいの奇妙さが突出する。ま、彼女のほうもフラメンコ踊って映画のリズムを狂わせてて、どっちもどっちなんだけど。そう言えば、こういうリズムが狂う感じって加藤作品ではけっこう出会う。熊虎親分が馬車を走らせるシーンが唐突に西部劇だったのは『花札勝負』だったっけ? 傑作と言える作品でも、どこかにサインのようにリズムの狂いを感じさせる場を残す監督ではあった。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-02-07 09:55:47)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 5.33点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.37
このレビューの偏差値 42.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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