| 作品情報
レビュー情報
映画においてセリフは、説明になりすぎるなどととかく評判の悪いものだが、こういうアイデアもあったのか。言葉が通じ合わない世界を表現するのも、セリフがあってこそなのだ。互いに理解できぬ3種類の言語が飛び交い、誤解を重ねながら暮らしていくことのおかしみ。指をさしても違ったものを見てしまうし、身振り手振りもそれぞれの思い込みで勝手に了解していく。まあこの世とはこんなものではないか、それでもどうにかやっていけるではないか、いう不思議な安堵がここにある。副題に災いされて危うく見逃すところだった、副題はラップランドのバベルとすべきでしたな。
【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-03 12:22:00)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |